DIYで屋根塗装する場合に5つの注意することと、結構大変だったこと

DIYでの家根塗装は大変

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DIYをする理由として、

  • リフォーム会社に発注するお金がない。
  • 働いても、働いても、収入が増えないので、仕方なく。
  • 老後が不安なので、老後資金をできるだけお金を貯めておきたい。
  • せっかく貯めた貯金を減らしたくない。
  • DIYが好き。

などなど。

私の場合は上記がほぼ全部当てはまります。

この記事を見ると、DIYでの屋根塗装の大まかな手順と工程、そして、大変さがわかります^^;

また、作業で注意すべき点がわかりますので、DIYで屋根塗装を検討している人のお役に立てると思います。

今、DIYで家根塗装を計画している人は是非最後までご覧ください。家根塗装の擬似体験ができると思います。

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屋根の状態の確認

家根の状態
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ボロボロでかわいそうな屋根

ボロボロでかわいそうな屋根
物件の実際の屋根、ふくれや、剥離が見られます

私の施工した物件は築42年の築古戸建て、購入当時から屋根の傷みがひどかったんですが、間取りの良さにひかれて購入しました。

物件購入後、改めて屋根を確認すると、うーん、なかなかの惨状です。

瓦の本体と塗膜が剥がれて、まるで七輪で火にあぶられたスルメイカのような状態です。

なんだか、家がとってもかわいそうに思えます。

綺麗にしたいけど、でも、物件を購入して間も無く、お金がないのでDIYに挑戦することにしました。

ボロボロになった原因

このボロボロになってしまった塗装の原因は下地の処理が不十分であったため、瓦本体と塗料の接着が弱く、寒暖の差、紫外線や雨でこのような状態になったと、見積もりをしてくれた業者の人は言っていました。

ちなみに、

以前のオーナーさんは塗装が剥げてきたことをリフォーム業者にクレームを入れようとしましたが、電話してもつながらず、逃げられてしまったようです。

屋根の塗装だけでも60万円から70万円の費用がかかるので、リフォーム業者は信頼できる会社を選びたいものです。

私が以前お世話になった一括見積もりサイトのリンクを下に貼っておきますね。見積もりを複数社からもらって、わからないところを質問したら、とても丁寧に教えてくれましたし、しつこい営業電話もありませんので、安心して利用できますよ。

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屋根塗装の手順

屋根の塗装の工程は次の通りです。

下準備

かわすき作業終了
古い塗膜や剥がれ掛けの塗膜をかわすきで取り除いたところ

古い塗料を剥がします。

かわすきまたはスクレーパーを使って、スルメイカ状態の古い塗料をできる限り剥がします。

この作業は、結構大変です。瓦は1階部分だけで300枚くらいあります。

1枚1分で仕上げても300分かかります。つまり、5時間です。

5枚目、10枚目までは、子供の頃、夏にプールへ行って日焼けした皮膚の皮を剥ぐような感覚で、大きく剥ぎ取ることができると、とても面白いです。

でも、1時間もこの作業を続けていると、腰が痛くなってきます。歳のせいですね・・・。

次に、かわすきを持つ手はパンパンに腫れてきて、握力が無くなってきます。

結局、一日かけても予定した箇所は終了せず、古い塗膜をはぎ取るだけで、2日間かかりました。

作業は朝の6時半から夜の20時ごろまでですから、途中の休憩時間を入れても合計で24時間はかかりました。

一日8時間労働としたら、三日分の工数です。

体力に自信のある私ですが、この作業は本当に疲れました。

目あらし

古い塗料を剥ぎ取ったら、今度は剥がし(はがし)きれていない塗装面の目あらしを行います。

これは、古い塗料の上に被せて新しい塗料を塗るために、密着性を良くするため、表面を荒らして、表面積を大きくするためです。

ワイヤーブラシでゴシゴシ擦ります。ゴシゴシ、ひたすら、ゴシゴシです。

瓦と瓦の継ぎ目に生えているコケも同時にかき落とします。

掃除

たくさんの古い塗膜と、砂ぼこり、コケなどを取り除きます。

さて、今回、大活躍してくれたのは、皆さんご存知のケルヒャーです。

皆さんご存知のケルヒャー

このケルヒャー、めちゃめちゃいいです。<ーーみんな知っていますよね。

コンパクトですが、十分な水圧を発生することができて、それはもう、全てを洗い流してくれます。

久しぶりに感動した機械でした。

しかも、Amazonで買うと1万円以下で購入できました。

アマゾンプライムのサービスを使えば、注文したら、翌日に到着します。

ケルヒャーで家を洗う作業は、面白くて、ハマります。

ちなみに、屋根の洗浄時の注意点として、

屋根の高いところから、低いところに向かって水をかけます。

その逆に屋根の低いところから、高いところに向かって、水をかけると、雨漏りの原因になるかもしれません。

もしも、瓦の下の防水シートが痛んでいた場合、水が漏れて屋内に侵入してしまいます。

私は調子に乗って水をかけていたら、屋根裏に水が侵入してしまいました・・・。

みなさん、どうかお気をつけください。

塗装下塗り

塗装下塗り終了
下塗りを終えたところ

高圧洗浄機で砂やほこりを落として、瓦が十分に乾燥したら、下塗りをします。

下塗りに使ったのは「カンペハピオ水性シリコン遮熱屋根用 専用下塗り剤7K」です。

1階の屋根部分に塗ったら、ほとんどなくなってしまいました。

カタログでは7kgで65〜80m2(畳44枚分)塗れるとありましたが、そんなに濡れないような気がします。

重ね塗りしたからかなぁ?

下塗りが乾いたら、中塗りします。20℃で約2時間で下塗りが乾きます。

実際のところ、端から端まで一人で塗っていると、1回塗るのに3時間くらいかかるので、最初に塗ったところは、1回目の塗りが終わる頃には乾いています(笑)

塗装中塗り

中塗りと上塗りの塗料は同じものを使います。

カンペハピオ 00377655503140 水性シリコン遮熱屋根用 銀黒 14K

細かいところはハケで塗ります。

細かいところを先に仕上げてから、大きな面積を塗ります。

大きな面積を塗るのに便利なのは毛足の長いローラーと延長するための棒です。

毛足の長いローラーはとっても使いやすいです。というのは、屋根の上で移動するのは危険ですから、作業中の移動量をできるだけ少なくしたいからです。

逆に、

毛足の短いローラーだと塗料をたくさん含むことができないので、何度もバケツに浸して塗料を足さなくてはなりませんから、作業に時間がかかりますし、屋根の上での移動が増えて危険です。

中塗りが終わった状態では、まだ下塗りの色が透けているかもしれません。

十分乾燥させた後、上塗りの工程に移ります。

塗装上塗り

上塗り
上塗り

中塗りが終わった状態では、まだ十分な塗膜が出来ていないので、耐久性に問題があります。

塗装の上塗りをすることで、塗装にツヤが出て見た目も美しい仕上がりになります。

中塗りと同様に毛足の長いローラーを使って、塗っていきます。

中塗りの後で見る屋根の上の風景とは全く異なってツヤツヤしています。

美しく生まれ変わった屋根にうっとりすることと思います。

隙間を作る

瓦を塗装すると、塗料が瓦と瓦の間に入り込んで、隙間を埋めてしまうことがあります。

瓦同士は微妙な隙間があることで、屋根に落ちた雨水を隙間から逃しています。

塗装をすることで、瓦同士の隙間が潰れてしまった箇所は、塗膜をカッターで切る作業が必要となります。

この作業をしないと、溜まってしまった雨水が屋根裏へ侵入する原因になることがあります。

しっかりと上塗りをした最後の仕上げに、瓦同士の隙間もチェックしてください。

使用する塗料の選定

さて、今回使用した塗料について、ちょっと解説です。

代表的な塗料の種類には下記のものがあります。

ウレタン塗料

シリコン塗料

フッ素塗料

現在は、コスパのいいシリコン塗料が主流になっています。

フッ素塗料は耐用年数が20年になることもあるらしく、きちんと施工していれば、長持ちする露朝です。

今回私の物件は、築42年ということもあり、次のと掃除機には家根の葺き替え(ふきかえ)を検討することから、中くらいの耐用年数で、塗料代も手頃なシリコン塗料を選択しました。

DIY塗装の大変なところ

DIY塗装の大変なところ

DIYで家根塗装をするときの一番大変なところは、体力を消耗することです。

今回、私は足場を組まずに塗装しました。もちろん経費削減のためです。

しかし、ハシゴや脚立を使って、登り降りすると、それだけで体力を消耗します。

家根の端っこの部分は家根の上から濡れない(危険だから)ので、ハシゴを50cmずつ移動させながら、塗装しなければいけません。

塗料の入ったバケツを持って、片手でハシゴを登り降りしての作業です。

最初の1時間くらいは元気だから問題ないのですが、工程の中盤から後半にかけては、まさに気合と根性の作業でした。

体力に自信のない人にはお勧めできません。

作業で気をつけるところ

自分の体力を過信しない

いうまでもなく、高いところでの作業は危険を伴います。

疲労が溜まってくると、人間は集中力が低下しますから、こまめな休憩が必要です。

数え切れないくらいの屈伸運動をしますから、ヒザや腰に持病がある人はあまり無理をしないようにしてください。

朝夕の作業は特に注意

朝、日が登ってまもない時間帯や、夕方に夜露が降りてくるまで作業をしていると、屋根瓦はめちゃくちゃ滑ります。

グリップのいい靴を履いていても、とても危険なので、作業時間は余裕を持って工程を組んだほうがいいです。

あまりにもタイトな工程で計画してしまうと、無理して早朝や夜間の作業になってしまい、とても危険です。

まとめ

いかがだったでしょうか。

私の経験がこれからDIY

で家根塗装にチャレンジしようと考えている人の参考になれば嬉しいです。

ちなみに、今の私は家根の塗装作業が終わってから10日経過しましたが、手のひら、指の関節、ヒザ、腰の痛みが取れません。

私と同じ50歳付近の年齢の方は、無理をせず、リフォーム会社にお願いするのもいい考えだと思います。

自治体によっては、数十万円もの補助金がもらえることもあるそうです。もし、補助金が出るとなると、DIYする意味なんて、無くなっちゃいますよ。

というのも、リフォームは材料費よりも人件費がほとんどですから・・・、特に塗装の場合、計上する人件費は20万とか30万円くらいのものです。

危険を冒して、大変な思いをして、10日以上、作業後の身体は痛いままですから、マッサージや温泉に行ったら、赤字かもしれませんね。

ということで、今回DIYで家根の塗装をしてみて分かったことは、家根の塗装のような特殊な作業は、賢くリフォーム業者に見積もりをとる選択肢はアリということでした。

もちろん、見積もりは複数の会社に提出してもらって、比較検討することをお勧めします!

以前私がお世話になったサイトのリンクを下に貼っておきますね。一度の操作で複数社から見積もりが取れるので便利です。

それでもなお、DIYをやる根性のある方は下記の建材屋さんをお勧めします。他の通販サイトと比較して、めちゃくちゃ安いと思います。

国内最大級の建材サイト【アウンワークス】

それでは、また。

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