浴室の床(セラミックタイル)を簡単リフォーム

bath room floor after

浴室の床をDIYで簡単リフォーム

現状

古い浴槽を新しいものに交換したけれど、床が昔ながらのセラミックタイルで冬はヒヤッとして、とても冷たい。

施工は年の瀬の年末から年始にかけての休み期間中に行いました。

歳をとった親父の入浴時のヒートショックが何より心配なので、浴室の床をDIYでリフォームをしました。今回はその時の様子をご紹介したいと思います。

全工程は掃除する時間を除いて、6時間くらいかかりました。

材料手配

東リ バスナフローレ

東リのサイトはこちらです。床材の仕様が確認できます。

https://www.toli.co.jp/product/search/floor_product/281

床で体温が奪われる現象を軽減してくれるとのことを期待して購入しました。

手順

まずは掃除。湯あかや汚れを市販の洗剤を使って洗い流す。

まずは床材を貼り付ける床面を掃除します。接着剤の付きが悪くなることがあるので、まずは掃除して、埃や汚れを取り除きます。

長年の湯あかとの格闘の末、なんとか綺麗になりました。まあ、どのみち後の工程でセメントで埋めてしまうので、ピカピカにするかどうかは気分の問題ではあります。

風呂場の床サイズを測って、材料を注文する。

風呂場の床のサイズを測って材料を注文します。通販サイトによっては1メートル単位で販売しているところや、10センチ単位で販売しているところがあります。現地のサイズに合わせて購入しやすいところを選ぶといいと思います。

現場に合わせた時に床材が小さいと困るので、私は10センチ余分に購入しました。

丸まって納入されるので、巻きグセを取るために広げる。

届いた床材は硬くて円筒形の芯に巻きつけられて納入されました。どこか広い場所に広げて巻きグセを取り除いておくと後の作業がしやすいです。

型をとって、大まかな寸法に切る。

失敗を避けるため、面倒でも型紙を作って床の形状を写し取ることをお勧めします。こうすることで、出来上がりや作業のイメージがし易くなります。なんだかんだで結構材料が高いので、メジャーで床寸法を測っていきなり材料を切ってしまうと、失敗した時に取り返しがつかず、心が痛いです。

また、DIYで注意しなければならないのは、古い家は歪みが出てきていたり、直角だと思っていても、意外とそうではないことがあります。これは現場に合わせるしかないところなので、現物合わせで加工して仕上げていきます。

型紙を作ったら、巻き癖のとれてきた床材に型紙を合わせて、荒くカットします。これは大まかな形状に加工しておくことで、現場での作業を軽減できるので、お勧めです。

クイックレベラーを使ってタイルの目地の部分を埋める。

クイックレベラー準備

クイックレベラーを使って、タイルの目地を埋めて平滑な床にします。

今回の現場は床面積が約2.4平米でしたが、セットについているレベラーでは少し不足気味の印象です。余裕を持って行いたい方はクイックレベラーを余分に用意しておくのがいいと思います。

クイックレベラーは規定通りの水を混ぜて使います。著者が作業したのは気温が10℃くらいの日でしたが、クイックレベラーは規定通りの水で練ると、若干硬い印象でした。

水を多く入れ過ぎると伸びが良い分作業性は良好ですが、硬化後の肉やせが大きくなりお勧めできません。あまり神経質になることはありませんが、まずは規定通りの水分量を守った方が良さそうです。

クイックレベエラー施工後

現物合わせで床材をカットする。

型紙に合わせて荒くカットした床材を現場でさらに微調整を行います。

荒切り後の仮置き

このような細かな寸法の調整は接着剤を床に塗る前に行います。接着剤を先に塗った後に切ろうとすると、接着剤のついてしまった床材の端材を扱うことになり、後始末がとても面倒になります。本来、接着剤がついて欲しくないところに、いつの間にか接着剤が付着していて、それを取り除くのにめちゃくちゃ手間だったり、そもそも取れなくて、仕上がりが汚かったり。。。

微調整のカットするには地ベラがあると便利です。地ベラだけならホームセンターでだいたい千円くらいで購入できます。何も持っていない人のために、セットで購入できるリンクを貼り付けておきますね。

壁と床の隅に地ベラをぐいっと力強く当てて癖をつけながら余分な部分をカットします。

防水のため、後からコーキングで壁と床材の隙間を埋めるので、3ミリから5ミリ床材が床よりも小さくなるようにカットします。後からコーキングを打つので、少しくらい切り口がガタガタしていても、大丈夫です。どんどん先へ進みましょう!

接着剤を混ぜる。

2液がセットになっている接着剤を混ぜ合わせます。この時には、半分ずつ混ぜ合わせることをお勧めします。というのは、床材を貼り付ける時に部屋の半分ずつ貼り付けたいからです。一気に貼ろうとすると、ズレた時の修正が難しかったり、作業中の足の踏み場がなくなって、大変な目に遭います・・・。

また接着剤は当然ながらネバネバして、手につくと厄介です。肌の弱い人は手袋をした方がいいと思います。

ちなみに、バスナフローレは両面テープでの施工と接着剤での施工が選べます。

これらは一長一短です。

両面テープの場合は接着剤を乾かす時間が不要なので、施工が早いです。その一方で、両面テープはズレて貼り付けてしまった時の修正が難しいです。

接着剤の場合は材料を混ぜ合わせ、接着剤を少し乾燥硬化させる養生時間が必要です。養生時間は作業現場の気温に左右されます。夏よりも冬場の方が養生時間が長くなる傾向にあります。

接着剤は取り扱いが若干面倒ですが、入り込んだ空気を抜く作業などは、クッションフロアの施工と同じような要領で行えますので、クッションフロアを貼ったことがある人なら余裕です。

接着剤を塗布して、貼り付ける。

接着剤塗布 ズレないように半分めくってやるのがコツ

接着剤は壁際から塗ります。要領はクッションフロアを張る時と一緒です。

微調整して床にピッタリ収まる床材を敷きます。

床材を半分だけめくって、接着剤を塗ります。(上の写真を参考)養生の時間(大体30分から1時間くらい)をとって、つついて触ってみます。ネチャネチャと指につかないくらいになったら、床材を被せても大丈夫です。

次はしっかりと床と床材を圧着します。ローラーを使って行います。でも、乾燥した雑巾でも代用できます。 

壁と床材の間をコーキングで埋める

コーキングで床材と床の間を埋めるので、コーキングがついて欲しくないところにマスキングをします。

緑のテープがマスキングです。

マスキングを丁寧に行うことが上手に仕上げるコツです。何度も調整を繰り返しました。頑張り所です。

コーキングは均一に絞り出すのに慣れが必要です。コーキングのノズル先端をカッターでカットしたら、新聞紙の上などで、試しに絞り出してみると出てくる量が分かって失敗しずらいです。

完成!!

コーキングを打ったら、マスキングテープを剥がして、完成!!

掃除の時間を入れたら、丸一日かかってしまったけど、仕上がりが良かったので、疲れが吹き飛んでいきました。

親父も喜んでくれている様子で、充実した時間を過ごすことができました♪

bath room floor after
床のリフォームが完成!

実際に入浴したときの感想

足元のヒヤッとした冷たさがなくなった。

水に濡れても滑りにくい。

水はけが良い。

床が明るくなって、浴室全体が明るいイメージになった。

DIYでも簡単にリフォーム出来るいい商品だと思います。

後日、ヘルパーさんが親父を訪ねてきたら、リフォームした床を見て感動してくれたらしいです。

親父、いつまでも元気でね!

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