水道の赤錆を発見し、リフォーム計画の見直し
購入した物件の水道を開栓して、設備の確認をしたところ、洗面台の蛇口とその横にある洗濯機への給水の蛇口から赤い水が流れてきました。
そうです。この赤い水の正体は水道管のサビです。
この物件の購入を検討するときには、上水道の元栓を確認して2次側の水道管は樹脂製に交換してあった事を確認したので、
なんで、赤水が出るの??????
頭が混乱してしまいました。しかし、この赤水の原因は明らかにサビ!
硬質塩ビ管になっている配管からサビが出るはずはなく、自分の見間違えだったのかと、磁石を持って水道の元栓周辺を確認すると、やっぱり磁石にはくっ付かない。
一方、洗面台の周辺をよーく観察してみると、現状の洗面台の設置は、施工が結構テキトーだでした。
洗面台と壁の間に隙間ができていたり、洗面台と壁の間にコーキングを打っていなかったので、壁紙が水を吸ってしまい、洗面台と壁の間には不潔な空間が出来上がっています。
・・・。
大変な作業になるのでやりたくなかったんだけど、この部屋の仕上がりが中途半端になってしまうのが嫌だったのと、上の写真でも分かるようにコンセントの位置が洗面台の鏡の裏側に隠れてしまい、使い勝手が悪くなっていたので、一度、洗面台を撤去して、
水道管の赤錆対策、
壁のクロス貼り替え、
クッションフロア(CF)の張り替え、
コンセント位置の変更
を行うプランに変更することにしました。
赤水の原因調査
洗面台を移動して洗面台に水を供給している壁の配管に磁石を当ててみると、
あれれ???
磁石がくっつく!!!!
混乱した頭を整理すると、恐らく一部の水道管は材質を変更することができず、鋼管のままの部分が残っているのでは無いか?と推測。
原因を調べるべく、また、電気配線のやり直しも考えていたので、洗面台のある脱衣場の壁の反対側(キッチン側)の壁を壊してみることにした。
つい、勢い余って、壊す必要のなかった浴室の壁まで壊してしまった・・・。
壊した壁から出てきた上水道の配管は見事に全て鉄製でした。
写真の通り、壁紙にはサビ水の跡が・・・、さらに、石膏ボードに水がかかり、壁が壊れていた。これでは遅かれ早かれこの水道管と、この壁はダメになってしまうだろうな。
と思い、気持ちをふるい立たせてこの水道管周りの修理を行うことにした。
水道工事を断られる
水道工事にも資格が必要なので、市の水道局のリストに乗っている登録業者に片っ端から電話してみる。すると・・・、
「上水道から赤水が出ているので、硬質塩ビ管に変えたいのですが、」と相談すると、どの会社も、
「いやー、うちは公共工事はやっているんだけど、個人宅はやっていないんですよ。すみませんね。」と7件の会社から断られた・・・。
どこも相手にしてくれない。なぜだろう???
しばらく途方に暮れていたけれど、
だったら、もう
自分でやるしか無い!!!!
と決心しました。
水道管のサビの対策を考える
さて、サビ水対策を考えてみます。
全部の水道管の交換となると、めちゃくちゃ大変!
と思った私は、錆水がたれている壁の周りを観察しました。
あっ!そうか!このエルボのところの腐食が進んでいたから、エルボのサビが出てきたのだろう!
と考え、エルボをSUS(ステンレス)製に変えてしまえば、いいんじゃないの!!!
と考えました。
エルボを交換するには鋼管を掴んでエルボに短いパイプを突っ込んで、反時計方向に回して緩めれば、楽勝なんじゃないの?
でも、そうは言っても問題は工具(パイプレンチ)もパイプも無いんです。
しかたがないから、パイレンを買うため、片道30分のホームセンターまでチャリをこぎます。
さらに、呼び径15A(1/2B)の大きさのステンレス製のエルボを合わせて購入。
ああ、また工具が増えちゃった。。。ボディブローのように小さな出費が懐に響く・・・。
(ここで、一般家庭の水道管はだいたい15A(1/2B)の呼び径のものが多いです。ちなみに、水道の蛇口は13のサイズ。なんで数字が違うんだろうねぇ。ちょっと、不思議です。)
水道管を壊す
よし!材料と工具が揃って、これで準備は整った!
パイプをエルボにねじ込んで、様子を見ながら反時計方向に回そうとするが、なかなか硬い。ほんの少しだけ、力を入れてみる。
う・・・ん?!
びくともしない。
ちょっとだけ、手に込める力を増やしてみると、
ボキッ!!!
ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!
エルボが割れたーーーーーーーーーっ!
つづく