DIYで天井に点検口を付ける方法

天井の点検口

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今回のリフォームで一番頭を悩ましたかも知れないのがこの点検口の設置でした。

電気配線や雨漏りなどの点検、補修がやりたくても、点検口がないとそもそも出来ない。点検の度に天井を壊して、クロスを張り直して、なんて出来ないけれど、家を長持ちさせるには定期的な点検は欠かせない。

そこで、天井の石膏ボードを剥ぎ取ってスケルトン状態だったので、天井の修復ついでに点検口を付けることにしました。

この記事を読むと、点検口の設置の仕方がわかります。

天井の構造さえ分かってしまえば、DIYでも点検口の設置はできます。

Diyerのために、私が取り付けた方法を記事にまとめておこうと思います。何かのヒントになれば嬉しいです^^

天井に点検口があることによるメリット

  • 天井裏の状態がすぐに確認できる。
  • 電気配線の補修や削除が楽にできる。
  • 雨漏りの有無などの点検が容易など。

天井に点検口があることによるデメリット

  • 見た目にすっきり感がなくなるかもしれない。

点検口を取り付ける予算

天井の点検口は業者に頼めば、工賃3万円くらいで取り付けてくれますが、DIYでやれば点検口の枠の部品代4千円前後と補強用の木材数百円で済みます。全部で5千円位あれば、予算的にはOKです。

点検口の取り付け手順

点検口を取り付ける天井の構造を理解する

点検口を取り付ける天井は、木造建築、鉄筋コンクリート造、軽量鉄骨で構造が異なるが、今回の物件は木造家屋の天井の構造の場合について説明します。

天井の構造

吊木(釣木)が天井のどの部材につながっているか?
吊木にどのような力がかかっているのか?

上の絵を見て、実際の現場を見て、ゆっくりしっかり構造を理解してみてください。

天井は野縁に取り付けられています。

野縁は野縁受けに取り付けられています。

野縁受けは吊り木で吊り下げられています。

吊り木受けに取り付けられています。

点検口の大きさに合わせて天井を切る

さあ、ここまで理解できたら、現場でどこに吊木があって、野縁があって、

天井を切り抜くときに、注意しなければならないポイントが判断できると思います。

何度も屋根裏に上って吊木の位置を確認して、野縁を切る位置を確認しましたか?

吊木が不足していたら、新たに吊木を設置します。吊木はホームセンターに置いている荒材でOK。荒材は安い。長さにもよりますが、1本5百円以下で買えます。

開口部の周りに吊木を何本か追加してやります。

吊木を数本追加してやることで、天井にぶら下げることができる重量が随分と増やせます。今回はもともとあった吊木の倍の本数まで増やしました。

写真の水色矢印の先が追加した吊り木です。

開口部を補強する

開口部に補強を入れて、野縁(今回は12mmの板)を切る。または、切った後に開口部を補強でもOK。

回りの野縁と同じ材料がいいけれど、あまりこだわらなくても大丈夫です。要は金具が取り付けられれば良いので。

点検口の天井側の金具を取り付け


点検口の金具を天井に取り付けます。向きを間違えないように。

点検口のヒンジは壁から遠いところに取り付けます。<ーーこれポイントですヨ

反対に取り付けると、フタを開けたときに、勢いで壁を傷つけてしまうことがあります。


切り取った天井の材料をフタに取り付ける

天井を切り取った場合、廃材を利用してフタを作ります。

切り取った天井に対して、5mmから10mmくらいフタに使う材料は小さいので、廃材利用で十分にフタを作ることができる。

フタの作り方はとても簡単。フタの金具にはめ込んで、L字型の金具で材料をフタの金具との間に挟み込むだけ。

接着も何もしない。


フタを天井側の金具に取り付けて、完成!

点検口のフタを天井側の金具に取り付けて、完成。

天井の支えの構造さえ理解できれば、そんなに難しい作業ではないので、家に点検口がなくて困っている人は挑戦してみるといいと思います。

ちなみに、業者に頼むと、材料費+工賃で3万円前後が相場です。

点検口取り付けまでの動画をUPします。ご参考になれば嬉しいです。


まとめ

挑戦する前までは、点検口なんてDIYで取り付けられるとは思っていませんでしたか?

やってみると、意外と出来ちゃうんですね。

材料はホームセンターでもネットでも購入できますので、DIY好きの方は挑戦してみられてはいかがでしょうか。

後日、冷蔵庫用のコンセントを独立して取り付けたいときに実際にこの点検口はとても役に立ちました。もし、この点検口が無かったら、露出配線になったと思うんですが、点検口があったおかげで壁の内側に配線を収めることができて、見た目がスッキリした仕上がりになりました。

最後まで見ていただいて、ありがとうございました。

それでは、また。

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