家が古くなってくると、和室の白木部分に手あかやアク、さまざまな汚れで白木の本来の色からするとくすんでいる印象になって、見ているとなんだかテンションが下がってしまいます。
白木の部分を洗浄した方がいいのか、塗装した方がいいのか、悩む所ですね。
今回は白木部分を綺麗にするための方法を調べたので、まとめておきたいと思います。
これから和室のリフォームを考えている人の役に立てば嬉しいです。
ちなみに、白木(しらき)とはホームズさんのページに次の様に解説してありました。
樹皮を剥いただけで、ニスの塗装などの表面処理が一切加えられていない、地のままの木のこと。木肌の美しさや手触りの良さが特徴ですが、汚れがつきやすいというデメリットも。水分を吸収しやすいため、掃除は乾拭きが基本となる。またスギやヒノキなど、木肌の色が白い木材一般のことを指すこともあり、無着色で塗装されたものを「白木調」と呼ぶこともあります。
https://www.homes.co.jp/words/s2/525002572/
洗浄する
洗浄用のクリーナーが各社より販売されています。代表的なものは次の5つです。
水の激落ちくんアルカリ電解水100%クリーナー
近所のスーパーで200円弱で購入しました。窓枠の白木部分にかけたときの動画はこちらです。
アサヒペン 白木漂白クリーナー
アサヒペンの白木漂白クリーナーの紹介ビデオです。使い方と効果をみれます。
リンレイ RINREI 白木専用洗剤 500ml
個人の方がyoutube動画をアップしてくれています。いい感じで汚れが取れていると思います。仕上げにリンレイ RINREI白木用ワックス 700ml 液状・乳化性タイプがセットで使って仕上げます。
リンレイ 白木漂白セット
白木に付いた汚れ・手アカ・日焼けなどを落とせます。ハケとブラシがセットになっていて、このセットを購入するだけで簡単に使えるセットです。
業務用メーカーが考案したプロ仕様!!ホームケアシリーズ 天井・柱・白木用 400ml
布に染み込ませて拭き取ります。手軽に綺麗になるクリーナーです。値段も手頃です。
アクロン
洗浄剤のアクロンを使用した様子の動画はこちらにあります。劇的に綺麗になっています。ニッカちゃんねるさんの制作です。若干高額な商品ですが、とても綺麗に仕上がっていますね。
塗装する
塗装の種類には2種類あります。
造膜タイプ
浸透タイプ
造膜のタイプは普段私たちがペンキと呼んでいるもので、木目が見えなくなる塗料をそう呼んでいます。
浸透タイプはニスやステインなどが挙げられます。
ニス
仕上がりはツルツルになります。木目が残ります。
乾燥時間、完全に乾燥させるのに7日間程度かかります。20度以上の気温が理想的です。風通しの良い室内での乾燥が良いとされています。
ニスは透明性のある塗料で、下地の色が透けて見える性質があります。
下地をしっかり作って、4回塗布したら、表面は硬く、ツルツルした光沢のある仕上がりになります。
ニスぬりのポイントは塗装前と1回塗り後の研磨です。
下地作りは180-240番のサンドペーパーで木目に沿ってやすりがけします。
1回目のニスの塗布が終わったら、乾燥後、320-400番のサンドペーパーでやすりがけをします。
2回目、3回目、4回目と塗ります。
塗った後はきちんと乾かしてから次の行程に移ります。結構、時間がかかる作業です。
Tassoさんのブログにニスの使い方のコツが詳しく載っていました。
ニスのメーカーの塗り方講座も参考になると思います。
ステイン
ニスはスイテイン剤より艶出し効果があります。表面がツルツル、ピカピカになります。ニスの方がより木材の保護性能が高くなります。
ステインは顔料を木に染み込ませるイメージです。ステインを塗った表面は木の感触が残っています。
水性と油性があります。油性はうすめ液で希釈します。
うすめ液(シンナー)の匂いがきついので、家の中で使うものは水性を選択した方がよさそうです。
また、水回りにも使えるものもあります。「カンペハピオ 水性ステイン」は乾くと耐水性を発揮する水性の浸透性塗料です。
シックハウス対策に対応したF☆☆☆☆や食品衛生法にも適応しているので、台所でも使えます。
塗料(ペンキ)
ペンキはしっかりと塗膜を作るため一般的には木目が隠れます。
塗膜は今回ご紹介した中で一番強いです。耐久力があります。
最近では半透明タイプの塗料も販売されていて、仕上げたいイメージによって選択肢が多い塗料です。
すみません、通販のリンクを貼っておこうと思ったのですが、通販サイトで下の写真の商品を見つけられませんでした・・・。こんなこともあるんですね。
なんでも通販で手に入ると思っていました^^;
こちらの製品も木目を生かした仕上がりが期待できる同じメーカーさんの製品です。
まとめ
築古戸建の和室はなんだか汚れてすすけて見えます。汚れているとテンションが下がりますよね。
今回はそんな和室の特徴的な白木部分を綺麗にする方法を調べたのでまとめてみました。
塗料の選定は奥が深くて、迷子になってしまうことがよくあるのですが、今回の記事が読者さんのイメージ通りのお部屋に仕上がるお手伝いができれば、嬉しいです。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
それでは、また。
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