こんにちは。
みなさん、最近、障子の張替え作業をしましたか?
実家には障子があったけど、今住んでいる家には障子自体がなかったりするお家もあるかもしれませんね。
アパートやマンション住まいの人はあまり障子を張り替える機会もないかもしれませんが、知っておいて損はないので今回はその手順を共有します。
パリッと綺麗に貼られた新しい障子はとてもQOL(クオリティ・オブ・ライフ)が上昇するアイテムだと思います。
さて、
手順は次の通りです。
- 障子の桟(さん)から障子紙をはがす
- 桟の掃除
- 障子紙を貼る
- 最後の仕上げ
それでは、早速行ってみましょう!
障子の桟から障子紙をはがす
障子の桟(さん)から障子紙をはがす時は、濡れた雑巾で古いのりの上をなぞってふやかしてからはがします。
または霧吹きでのりの部分を湿らせて障子紙をはがします。
いきなり乾いた障子紙をバリバリと勢いよく破くと、桟を痛めてしまいます。
木の繊維ごとはがれてしまうことがあります。
優しく、優しく作業してください。
桟の掃除
障子紙をはがしても、古い障子紙がのこっているところは、濡れた雑巾でふやかしながら紙くずとのりをとっていきます。
私はこのとき、実験的に汚れがひどい箇所に重曹水で掃除してみました。
汚れは取れますが、あまり濃い重曹水で掃除しないほうがいい事がわかりました。
濃い重曹水で掃除すると、桟の木の繊維が毛羽立ってしまいます。
また、
重曹水で掃除した後は、木の表面がアルカリ性になっているので、クエン酸を使って中性に戻します。
アルカリ性のままで放置すると、桟が変色しやすくなるためです。
クエン酸水は、4リットルの水に、40gのクエン酸を入れて作ります。
クエン酸水で雑巾を洗いゆるく絞って木の表面に塗布します。
洗い上がった障子の桟は陰干しで十分に乾燥させます。十分に乾いたら、次の工程へ進んでください。
障子紙を貼る
障子紙の準備
必要な障子の枚数を数えて、あらかじめ必要な長さにカットし、必要な枚数を用意しておきます。
のりを用意します。
のりは少しずつ水を足しながら伸ばしていきます。
水の分量は取扱説明書に従ってください。
のりは専用のハケをつかって、障子の桟につけていきます。
のりは太い障子の桟にちょっと多めにつけて、細い桟には少し控えめに塗布するとうまくいきます。
のりの付け方は、ハケにのりをつけたら、ポンポンと障子の桟をたたくようにつけていきます。
一度にたくさんつけすぎないように注意してください。
障子紙を貼る
障子紙を貼るときは、上の写真のように下から貼っていきます。
地域によって障子のサイズがいろいろあるので、市販の障子紙がピッタリサイズのことはめずらしいです。
よく切れるカッターを用意して、余分なところはカットします。
最後の仕上げ
障子紙ののりが乾いたら、最後の仕上げをします。
これをやると、仕上がりがプロ並みになりますよ。
やることは簡単なんですけどね。
霧吹きで軽くシュシュッと水を掛ける。これだけです。
霧吹きの水が乾くと、少々しわになっていた障子紙もきれいにピンっと張って、見た目が良くなります。
最後の仕上げとして、外せない工程だと思います。
くれぐれも霧吹きの水を掛けすぎないように気をつけてください。せっかく、くっついていたのりがはがれてしまうから、要注意です。
まとめ
さあ、どうだったでしょうか。
障子紙の張り替えは、結構簡単ですが、やれば満足度の高いプチリフォームと言えると思います。
もう、何年も障子紙を張り替えていないという人は、チャレンジしてみてください。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
それでは、また。