DIYでリビングの間取りを変更

設計

リフォームの内容を計画する

まずは、リビングの状態を確認したいと思います。

  • リビングにはカーペットが敷いてありました。
  • カーペットには埃が溜まっていてとっても汚れています。少しのクリーニングでは取り切れないくらいの汚れが溜まっていました。
  • 窓枠は淡いグリーン色で、所々ペンキが剥げています。
  • キッチンとリビングの間に襖があり、間取りが仕切られています。
  • 家の間取りは4DKです。キッチンとリビングが分割されていて、キッチンに4人掛けのテーブルを置くと狭く感じます。

そこで、次のようなリフォームを行うことにしました。

  • カーペットは取り除きます。
  • リビングとキッチンを繋げて、3LDKの間取りに変更します。これによって、現代の生活様式にあった間取りになります。
  • グリーン色の窓枠から、白の窓枠にペンキを塗って変更します。(部屋全体を明るいイメージにしたかったので)

それでは、リフォームの様子の写真をだーっと一気に掲載した後、その過程を説明しますね^^

リフォームを実行

リフォーム完了後

リフォームの時系列の様子

リフォーム工程の詳細

それでは、ここからはそれぞれの工程を細かく見ていきたいと思います。

鴨居を取り外す

リビングとキッチンの間にある襖を取り外します。

柱の位置を確認しながら、壊しても良さそうな壁を取り外します。

鴨居を外します。

鴨居を真ん中あたりから切断し、その後鴨居の吊り木を切断します。

キッチンの吊り戸棚を取り外し

間取り変更の大工仕事の際に、完成後のLDKでは天井と壁を同じ色のクロスを貼る予定だったので、キッチンにあった古い吊り戸棚を取り外します。

外し方がわからず、結局壊してしまいました。

吊り戸棚は太い釘で所々を壁の下地に固定してありました。吊り戸棚というから、天井に固定してあると思ったのですが、天井には固定されていませんでした。すでに天井を壊してしまって、どうしよう・・・。

吊り戸棚を外すと、そこにはタイルが貼られていない壁が出現しました。

タイルを全部剥がそうか、どうしようかと迷ったのですが、コンロの周りには防火の意味でタイルがあった方が良いので、コンロの炎の高さから600mmの高さまでのタイルはそのまま残すことにしました。

タイルのないところには、石膏ボードを貼った上にクロスを貼ることにします。(石膏ボードの厚みと、タイルの無い箇所の厚みが合わず、壁の厚さ調整に少し苦労しましたが、数mmのベニア板を下地と石膏ボードの間に挿入して問題を解決しました。)

(タイルの貼ってある面の下地はコンクリートのボードなのか、それともコンクリートを直接塗ったのか分かりませんが、とにかく固くて、手元灯を取り付ける際の配置に悩みました。吊り戸棚の位置にはコンクリートの壁がなかったので、その断面を見ると、金網が見えました。今のような石膏ボードやキッチンボードがなかった時代なので、不燃材としてコンロの周りに使われていたものなんでしょうね。)

天井には壁と同じクロスを貼るつもりで準備します。

本来ならば、石膏ボードを壊す必要はなかったのかもしれませんが、吊り戸棚を取り外した時に出来た天井の穴がきっかけになり、キッチンの全ての天井を取り外しました。

取り外すときは、40年間溜まった埃が舞って、すごいことになりました。性能の高いマスクは必須です。

天井の吊り木を増設

天井に石膏ボードを貼る前に、天井を吊っている吊り木を増やして、天井を補強しました。

天井裏に上って、天井を吊っている木の数を増やします。

石膏ボードは一枚10kgくらいあるので、6畳くらいの部屋だと、約60kgくらいの石膏ボードを天井に貼り付けることになります。

60kgといえば、大人一人が天井にぶら下がっている状態ですね。

何も対策していないと、天井が垂れ下がってくる事があります。最悪の場合は天井が落ちてきます。

リビングの壁紙とカーペットを剥がす

リビングは石膏ボードの上に壁紙を貼って仕上げてあったので、古くなった壁紙を張り替えるだけにしました。

古い壁紙はカチカチになって、しなやかさがなく剥がしにくかったです。

クロスの表面だけ剥がしたいんだけど、固くなった壁紙はうまく剥がす事ができません。下地の紙まではげてしまって、凸凹になったところはパテで修正します。

リビングのカーペットを剥ぐと、なんだかよくわからない緑色の粉が出てきました。

カーペットの下にクッション性を良くするための発泡剤が貼ってあったのかな?これは想像ですが、この粉の正体は発泡剤が風化してボロボロになっていたのかと思います。

とにかく、この粉があっては次の工程でコンパネを貼れないので、スクレーパーで剥がします。

この粉を取り除く作業は全部で8時間くらいかかりました。なかなかシビれる作業でした。

石膏ボードを貼り、クロスを貼る下地を作ります

キッチンの天井と壁を壊してしまったので、石膏ボードを貼り付けます。石膏ボードには9mm、12mmの規格がありますが、天井に12mmは重量の意味から、取り扱いと天井の下地を支える補強が大変なので、9mmを選びました。

電気配線を通しながら、石膏ボードを貼り付けます。

コンセント用の穴を開けたり、スイッチ用の穴を開けたりします。

石膏ボードを貼り終わったら、壁紙屋さんにバトンタッチです。

クロスを貼る

プロの壁紙屋さんに貼ってもらいました。壁紙の仕上がりにはとても満足しています^^

1m2あたりの単価は1,200円でちょっと高めでした。大家さんの本を読むと700円でやってもらっている人もいます。

でも、初めての取引相手だったので、あまり値切って仕上がりが悪くなるのも嫌だったので、私はほとんど値切りませんでした。22万円の見積もりに対して1,500円の端数だけ負けてもらいました。

(ここで、見積もりは複数社に出してもらって、22万円は一番安い業者さんです)

リビングとキッチンのレベル合わせ

リビングとキッチンのレベル合わせはプロにお願いしました。

コンパネを切断するときに使う丸のこにまだ不慣れなので、ちょっと怖かったからです。丸のこって、ギュイーーーンって、すごい音と共に刃が高速で回転するので、なかなか恐怖心が取れません。

いつか上手に使えれるようになりたいものです。

(備考)上の写真のビスは大工さんが使っていたコンパネのレベル調整をするための特別なビスで、一部逆ネジになっているそうです。

コンパネを貼ってもらった後、リビングのレベルを確認したのですが、さすがプロですね。どこを計測してもピッタリとあっていました。しかも、作業時間は5時間くらいだったと思います。自分でやった場合、4日は必要だと思いました。

床材を貼りつけ

リフォーム代を抑えるためにフロアタイルは自分で貼りました。リフォーム会社に依頼した場合は、14畳のLDKの場合、12万円でした。DIYした場合は材料代が6万円弱でした。

床材は部屋の半分に接着剤を塗り、半分ずつ張っていきます。

フロアタイルを張った後、ちょっと迷ったのですが、ワックスをかける事にしました。

ワックスは全部で5回かけました。通常は3回もかければ十分なのですが、ワックスを1回塗った後と、3回塗った後では床のツヤが全く異なっていたので、気を良くしてついつい5回もかけてしまいました(笑)

まとめ

DIYとプロの人との協業でキッチンとリビングの間取りをLDKに変更しました。

仕上がりは自分が思い描いた以上の仕上がりにできました♪

全てをDIYにするのは時間的制約のあるサラリーマンには難しい面がありますが、制限時間内に自分ができることとできない事を切り分けて、プロとの協業によってリフォームする方法はとても有用です。

今回試した方法で時間と費用を節約することが出来、かつ仕上がりも美しくなることが分かりました。

本日もご覧いただきまして、ありがとうございます。

それでは、また。

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